2018.05.11
[リレー形式で綴る]プロフェッショナルが通う店 Vol.7 Hudson Market Bakers

アメリカンスタイルのケーキを提供するお店として有名な、麻布十番にある『Hudson Market Bakers(ハドソンマーケットベーカーズ)』
十番近郊はもちろん、遠方からもその味を求めて訪れる人も多い。
スタイリッシュな外観と外国人のリピーターが集う光景が相まって、ニューヨークのスイーツショップを訪れたような雰囲気を醸しだしている。
外観だけではない。店内に置かれている商品も、ケーキ、タルト、パイ、クッキー、ビスケット、グラノーラなどなど、アメリカンスタイルな品揃え。
ニューヨークで慣れ親しんだスイーツを日本ではほとんど見かけなかった
オーナーの大坪さんは、ニューヨークに住んでいた頃に慣れ親しんだスタイルのスイーツが、実は日本ではほとんど見かけないことに帰国後気づく。もともと帰国したら料理関係の仕事をしようと思っていたため、ならばあまり日本では見かけないアメリカンスタイルのケーキを提供する店を作ろうとオープンしたのだという。
ニューヨークでは、フードコーディネーターやフラワーアレンジ、撮影のデコレーションからアパレル関連まで、クリエイティブな仕事に関わっていたが、ケーキやお菓子作りも一つのクリエイティブだと考えている。
オープンの地に麻布十番を選んだのは、大坪さんが住んでいる場所ということもあったが、外国人の方々が多く国際色豊かな街だというのもポイントだった。世界中どこの人が食べてもおいしいケーキを提供したいとの思いで、日本人はもとより日本人以外の方々にもおいしいといってもらえれば…と麻布十番でやってみることにしたのだという。
世界中の人がおいしいと思えるケーキを提供したいという思いがある
日本人に合う味の追求というよりも、日本人のお客様が食べた時に海外に行った時の事をふと思い出させる、そんな“思い出の起爆剤”になるようなケーキが理想なのだという。

左から、バナナココナッツフロストケーキ(407円+税)、グレーズかけコーヒーケーキ(361円+税)、アップルストローセルケーキ(407円+税)
甘さ控えめで素材の旨みを感じさせてくれる上品な味
アメリカンスタイルと聞くと、強烈な甘さのケーキを思い浮かべる人もいるかもしれないが、どれもが上品な味に仕上がっている。
ケーキはオーナーの大坪さんが自ら一つ一つ作り上げている。それがオリジナリティあふれる“作品”を誕生させる要因となっているのだろう。だからといって決して奇をてらったもので集客する気は毛頭ない。「じっくり地道に長く持続できる味」。それが『Hudson Market Bakers』の目指すケーキ作りなのである。
Hudson Market Bakers
住所/東京都港区麻布十番1-8-6
TEL/03-5545-5458
営業時間
火曜〜金曜 11:00~20:00
土日祝及び月曜 11:00~19:00
年中無休
『Hudson Market Bakers』のオーナー大坪さんがお勧めする次のお店は自由が丘の『ABCコーヒー』。
「オーナーバリスタが入れるコーヒーの味は絶品」とのこと。
オススメはルーフバルコニーの席でのんびりゆったりコーヒー片手に自由な時間を味わうことだとか。
次回もお楽しみに。