2017.07.13

いよいよ夏本番!旬の野菜・茄子を一番美味しく食べる方法?ラタトゥイユのレシピ

梅雨が明けるといよいよ夏本番。また猛暑が続く日々がやってきますね。
この時期、旬の野菜と言えば 茄子。インドが原産といわれていますが、日本では1000年以上も昔から食べられていました。 江戸時代の初期に書かれた「和歌食物本草」では、このように歌われています。

茄子こそ 味わひ甘く 寒のもの 冷えたる人は 食すべからず

現代でも、秋茄子は嫁に食わすな、ということわざがありますが、江戸時代でも、その美味しさと効能は広く知れ渡っていた様です。口あたりがよく、生で食べるとさわやかな甘みが広がりますが、体温を下げる性質があり、冷え性の人や妊婦さん(嫁)は食べ過ぎないように、と記されています。そのせいか、生で食べるよりも揚げたり炒めたりと、茄子を使った料理はしっかりと火を通すものが多いですね。

今回は、食欲の落ちやすい夏でも色々な種類の野菜が一度に取れる、ラタトゥイユのレシピをご紹介します。

材料(4人分)
 茄子 3本
 玉ねぎ 1個
 パプリカ(赤・黄色)各1/2個
 ズッキーニ 1本
 ニンニク 2かけ
 トマト缶(ダイスカット)1缶
 ローリエ 1枚
 (あれば)タイム 2本
 オリーブオイル 大さじ4
 塩 小さじ1/2
 コショウ 少々

① 玉ねぎはくし切り、パプリカは縦半分に切り、それをまた1/3くらいに切って、玉ねぎと大きさを揃えるようにします。
ズッキーニは1センチ幅の輪切り、茄子は縦半分に切ったものを1センチ幅の輪切りにし、水を張ったボウルに15分ほど入れて、アクを取ります。

② 芯を取ったニンニクとオリーブオイルを鍋に入れて火にかけます。
ニンニクにこんがりとした色がついたら、オリーブオイルの半分を取り分けておきます。

③ ②の鍋に玉ねぎ、パプリカを入れて玉ねぎがしんなりするまで、中火で炒めます。

④ ③の鍋にズッキーニと、よく水をきりペーパータオルで拭いた茄子を入れて、取り分けて置いたオリーブオイルを上から回しかけます。木べらなどでさっくりと混ぜ合わせながらよく炒めます。

⑤ 茄子にオリーブオイルが馴染んだら、塩、コショウをふり、トマト缶、ローリエ、(あれば)タイムの順に鍋に入れていきます。

⑥ 弱火で15分ほど火にかければ出来上がりです。

出来立ての熱い状態も美味しいですが、茄子にオリーブオイルやトマトの味が染み込み、冷めても美味しく食べられます。また、ショートパスタと合わせたり、ローストチキンの付け合わせにしたり、作り置きしておくと、とても便利な一品です。

旬の野菜を上手に取り入れて、この暑い夏を元気に乗り切りましょう。

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