2017.08.28

今すぐチェック!「間違った熱中症対策」していませんか?

首都圏では40年ぶりと言われた長雨も上がり、日差しが厳しくなってきましたね。

夏はイベントが多く楽しい季節ではありますが、この時期よく耳にするのが熱中症のニュースです。日本では、熱中症による死亡事故が毎年数百件も起きており、近年では死亡者数1000人を数えた年もあるのです。

そこそこ水分摂取して「自分は大丈夫」と思っていると、突然やってくるのが熱中症。今一度、注意すべきポイントを確認しておきましょう!

1.水分だけを摂取するのは逆効果!?

汗を大量にかくと、水分だけでなくミネラルも体内から失われていきます。そこへ水分だけを補給してしまうと体内のミネラル濃度が更に下がってしまい、熱中症の発症へと繋がるおそれがあります。
大事なのは、水分と塩分(ミネラル)を両方摂取すること!

水に塩を入れた食塩水がお手軽ですが、そこへ砂糖を加えると吸収が良くなるのでより効果的です。
スポーツドリンクには水分・塩分・糖分が全て含まれていますので、出先で汗をかいたら水ではなくスポーツドリンクを飲むことをおすすめします。
カフェインの入った飲み物(コーヒーやお茶など)には利尿作用があり、水分とミネラルの排出を早めてしまいますので避けましょう。

また、塩味の飴や梅干しなど、塩分を含むおやつも熱中症予防に最適ですね。

2.体温を上げないことが大事!汗のかきかたに気を配ろう

そもそも人間の汗とは、上がりすぎた体温を下げるために出てくるものです。汗が体表で蒸発することで、気化熱により体の温度を奪ってくれるのです。
ところが蒸し暑い環境や運動により体温が上がりすぎると、汗による体温調節機能が追いつかなくなってしまい、熱中症になってしまいます。

そうならないために、汗以外の方法でも自分の体温を下げる工夫をしましょう。
・日傘や帽子を使用する
・冷たい飲み物をこまめに飲む
・日陰で休憩する
・冷却シートや濡れタオルなど、冷却グッズを使用する
など。

また、「とても暑いのに汗が出ない」「ふいてもふいても異常に汗をかく」など、おかしな汗のかき方をしていないか注意しましょう。
そのような症状が出た場合は熱中症になりかけている可能性がありますので、急いで涼しい室内や日陰に行き体温を下げるようにしてください。

3.まとめ

熱中症を予防するために大事なポイントは「水分と塩分を適度に摂ること」「体温が上がりすぎないようにすること」。そして、初期症状にすばやく気付いて処置を行うことです。

上記の「異常な汗のかき方」以外にも、
・めまいや立ちくらみがする、顔がほてる
・筋肉痛がする、手足の筋肉がつる
・体がだるい、力が入らない、吐き気がする
などの症状があらわれたら要注意です。

体が涼しさに慣れてしまった梅雨明けやお盆休み明けは、特に熱中症の危険が高くなっています。熱中症対策をしっかり行い、夏をめいっぱい楽しみましょう!

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